芝蘭結契

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おいろけUP!の強さ【イナズマイレブンGOギャラクシー】

 前回載せた表の数値を使います。↓

4強の強さを数値で見る【イナズマイレブンGOギャラクシー】 - 芝蘭結契を望む

 

 特定の性別のキャラクターとのコマンドバトルの際、ベースパワーのステータス参照部分を0.8倍するデバフスキルが存在する。相手が男性の時に発動する「おいろけUP!」と、相手が女性の時に発動する「イケメンUP!」がある。性別不明のキャラクターに対してこの効果のスキルは存在しない。

 4強が男であることからか、「おいろけUP!」の方が見かける。今回は、「おいろけUP!」を中心に語る。

 

 「おいろけUP!」は相手のベースパワー全体を0.8倍するスキルではない。まずは、このスキルが、トータルパワーにしてどれくらいの効力を持つのかを考える。技威力には影響しないので、ベースパワーをどれくらいの比で減らせるかを扱う。

 ここで一つ謝っておくことがある。つい最近まで、化身のKAとKPの分を足す前に0.8倍するのだと勘違いしていた。新たに検証を行い、化身の分を足した後に0.8倍していると結論付けた。

 

 計算式を考えれば分かると思うが、ステータスが高いほど弱化効果が高くなる。「おいろけUP!」があるときのベースパワーを、ないときのベースパワーで割った値を弱化率とすると、弱化率は0.8~1の値を取り、弱化効果が高いほど0.8に近くなる。

 また、GKはシビレがないときに1.2倍の補正が「おいろけUP!」の前にかかる。そのため、前回4強との比較で使った「大人円堂」×「キリカ」の弱化率が最も小さい値になるはずである。

 逆に、4強よりもキックの高いキャラクターがたくさんいることを考えると、ガチ採用される化身FWで最もキックの低いキャラクターは、4強内で最低のキック値の人物である。剣城と思いきや、化身スキル込みではザナークである。

 

弱化率の表は以下のようになった。(「みか」は女性なので「イケメンUP!」として)

  名前 化身 弱化率
シュート 白竜 アテナ 0.838082
剣城 ガザード 0.838447
ザナーク エヴァ―ス 0.838536
ざなくろう エクソダス 0.838111
みか ガザード 0.836031
キャッチ 白竜 アギラウス 0.840418
剣城 キングバーン 0.842282
ザナーク グレイト 0.840156
ざなくろう オクロット 0.842153
大人円堂 グレイト 0.833412

 大人円堂<みか<キック4強<キャッチ4強 の順番になった。KP+KAの差は殆どないため、ベースパワーの高いものから弱化率が低くなっている。1.2倍があっても、4強は全員が元々FWなのでFW側での方がベースパワーが高くなっている。

 予想していたよりも効果量が大きくて驚いた。こうなると、2つ目を付けても大して変わらない程度の弱化率になってくれそうである。

表を貼る。

  名前 化身 2つ目弱化率 合計
シュート 白竜 アテナ 0.845439 0.708547
剣城 ガザード 0.845855 0.709204
ザナーク エヴァ―ス 0.845957 0.709366
ざなくろう エクソダス 0.845473 0.7086
みか ガザード 0.843097 0.704855
キャッチ 白竜 アギラウス 0.848093 0.712753
剣城 キングバーン 0.8502 0.716108
ザナーク グレイト 0.847796 0.71228
ざなくろう オクロット 0.850054 0.715875
大人円堂 グレイト 0.840091 0.700142

 0.84の逆数は1.19であり、0.71の逆数は1.408である。それだけのバフスキルとしてみれば強力である。発動を前提とすれば「○のこころえ」(以下、心得)よりも補正の大きいスキルということになる。

 前回の表で挙げたのべ10人は心得を1つ以上つけている。心得は技威力に影響するスキルであるから、ベースパワーと掛け算してトータルパワーにする部分の比が分かれば、トータルパワーで計算しなくてもスキルの効果を正確に出せる。

 前回のものを、心得を1つ外したもので割って出た値が、心得の効果である。1.1よりほんの少し小さい値になるはずである。

 表を貼る。

  名前  
シュート 白竜 1.096644
剣城 1.096644
ザナーク 1.095681
ざなくろう 1.096644
みか 1.094062
キャッチ 白竜 1.096285
剣城 1.096644
ザナーク 1.096644
ざなくろう 1.095575
大人円堂 1.094062

 1.1に近いことから、みかと円堂の2つ目で計算しても似た数値になるだろう。

 1.096を2乗して約1.2になることから、「おいろけUP!」は心得2つ分の強さがあると言える。

 ほとんど決まった属性を出すのが最適解になるゲームであるから、発動条件の厳しさは明確に違う。ここから先は、特定の相手との力関係もかかわってくるため、どちらが役に立つかは言い切れないところがある。